【パンも食べたい!】低糖質パンがおすすめの5つの理由

【パンも食べたい!】低糖質パンがおすすめの5つの理由

最近、スーパーやコンビニでも見かけるようになった【低糖質パン】。これ、実はスゴいんです。上手にとり入れるとダイエットに効果的なうえに、普通のパンと変わらず美味しいと話題になっています。そこで今回は、低糖質パンがダイエットに良いと言われる理由を管理栄養士が解説します。

2019年08月27日

そもそも【低糖質パン】とはどんなパン?

名前の通り糖質の低いパンのことです。どのくらい低糖質かというと… <一般的なパンの糖質量> ロールパン1個(30g)・・・約15g 食パン1枚(6枚切り)・・・約30g あんぱん1個(95g)・・・約50g メロンパン1個(90g)・・・約55g コンビニやスーパーで見かける【低糖質パン】は、一般的なパンよりも約40~60%糖質をカットされています。 ▶【抜いちゃダメ!】ちょっとの工夫で太らない?主食のやせる食べ方4つ

【低糖質パン】の原料、おいしさは?

一般的なパンの主原料は、小麦、砂糖、塩などです。一方で低糖質パンの主原料は、大豆粉、※小麦ふすま(ブラン)、食物繊維などです。(※小麦ふすま(ブラン)とは小麦の皮の部分です。小麦の表皮や胚芽を含んでいます。) 大豆粉や食物繊維の配合や製法の進歩によって、低糖質パンであっても、もっちり、しっとりとしたパンの食感が楽しめます。

1日あたりの適切な糖質量について

実際に食べている糖質の量

ご飯1杯(150g)の糖質量は約57gです。コンビニの鮭弁当の糖質は約100g、外食の牛丼は約125gです。日本人の一般的な食生活では、糖質を約300g摂取していると言われています。

糖質はどのくらいとればいいの?

エネルギーや各栄養素を、どのくらいとるべきかという基準を示した厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」でみると、糖質の1日の必要最低量はおおむね100gと推定されています。 あいまいな表現である「推定」というのには理由があります。人間の体を作りエネルギーとなる三大栄養素は、『たんぱく質、脂質、炭水化物(糖質+食物繊維)』です。たんぱく質、脂質については、体に適切な量が科学的根拠で示されていますが、炭水化物に関しては十分な根拠がないのです。 したがって、炭水化物(糖質+食物繊維量)の必要量をはっきりと決めることができないため、総エネルギーからたんぱく質と脂質を差し引いたもの、すなわち「総エネルギー量の50~70%を炭水化物(糖質+食物)からとる」という大まかな基準で示されています。 ▶【知らないと永遠にやせない?】「三大栄養素」がダイエット成功の鍵を握っていた!!?

【低糖質パン】がダイエットに効果的な5つの理由

1.血糖値の急激な上昇を抑える

糖質量が増えれば、血糖値が急上昇してしまう原因になります。糖質量が少なければ、血糖値の上昇も緩やかで、糖の吸収も緩やかになります。 ▶【健康でも危険!?】管理栄養士が解説!不調を招く「血糖値スパイク」を食事で改善する3つのコツとは?

2.食物繊維の摂取量が増える

小麦胚芽の大部分は食物繊維です。食物繊維は便秘を予防改善するとともに、腸内環境を改善する働きがあります。

3.咀嚼が増える

もちもちの食感は咀嚼を増やします。咀嚼が増えることによって、満腹感を早く感じることができ、食べ過ぎを防ぎます。

4.腹持ちがいい

大豆粉が入っているため、ずっしりとした食べ応えがあります。また、一般的なパンに比べ食物繊維が多く腹持ちが良くなり、間食の誘惑、習慣を防ぐことにつながります。

5.塩分摂取の量が減る

糖質と塩分には正の関係があります。たとえば、塩分の強いおかずではごはんがすすみます。逆に、ごはんにはお味噌汁やお漬物が欲しいというように、糖質と塩分は片方増えたら、もう片方も増えてしまいます。 塩分の過剰摂取はむくみの原因にもなりまするので、塩分の摂取量が抑えられるのは嬉しいですね。

最後に

近年、糖質制限ダイエット、低糖質ダイエットなど主食や糖質の多い芋類や野菜を食べないダイエットの流行が続いています。制限の厳しすぎるダイエット成功する人もいますが、リバウンドや挫折する人も多いことが現実です。 嬉しいことに今、低糖質で美味しいパンが研究され、発売されています。低糖質パンを情事に食事にとりいれることで、美味しく楽しく効率的なダイエットが期待できますよ。 ▶【どっちがいいの?】管理栄養士が「脂質制限」と「糖質制限」を徹底比較

【やせ習慣が身につく】管理栄養士が食生活をコーディネートするアプリって?

まずは無料でスタート♪食事を撮るだけ、プロから食事のアドバイスが届く!

  • 専属の管理栄養士がダイエットをサポート
  • 食制限なし!正しく食べて身につく「やせ習慣」♪
  • 管理栄養士が、写真を目で見て丁寧にアドバイス。AIではありません!
  • 「あってるかな?」そんな食事のお悩みを正しい知識でアドバイス

著者

水谷 俊江(管理栄養士)

南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。


カテゴリ別ニュース