【飲む点滴】管理栄養士が教える「甘酒」の栄養効果とおすすめレシピ3選
甘酒は、「飲む点滴」と呼ばれるくらい栄養価の高い飲み物として注目されています。そこで今回は、甘酒の栄養効果とおすすめレシピを管理栄養士が紹介いたします!
2019年01月24日
甘酒とはどんな飲み物?
甘酒とは、米麹や酒粕を原料とした日本の伝統的な発酵飲料です。名前には「酒」と入っていますが、実はアルコール度数は低く1%未満です。そのためアルコール飲料ではなく清涼飲料水として販売されていますので、子供から大人まで楽しむ事ができます。
甘酒の栄養効果
ビタミンB群でエネルギー代謝UP!
ビタミンB1やB2、B6、パントテン酸、ビオチンなどのビタミンB群には、3大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)がエネルギーに変換されるのをサポートする働きがあります。そのため、エネルギー代謝の効率が良くなり、ダイエット効果や疲労回復などの効果が期待できるといわれています。
必須アミノ酸で綺麗にやせる!
筋肉や内臓、皮膚、髪、ホルモンなど、人間の身体の約20%を占めるたんぱく質。そのたんぱく質を構成しているのがアミノ酸です。その中でも、人間の体内で合成できず食品から摂取する必要のあるアミノ酸を必須アミノ酸といいます。 甘酒には必須アミノ酸がバランス良く含まれていますので、綺麗な肌や髪を保つ、筋肉量を維持する、やせるために必要なホルモンを作り出すなど、ダイエットや美容に嬉しい効果が期待できます。
乳酸菌や食物繊維で腸内環境改善!
発酵食品である甘酒には、植物性乳酸菌が豊富に含まれています。更に、腸内の善玉菌のエサとなるオリゴ糖や便通を整える効果のある食物繊維も豊富なので、腸内環境を改善する効果が期待できます。 腸内環境が整う事で腸の動きが活性化し、全身の代謝もUPするといわれています。また、美肌や免疫力UPなど、美容と健康に嬉しい様々な効果も期待できます。
甘酒を飲む際の注意点
このように、様々な栄養効果を持つ甘酒ですが、糖質も多く含まれており100gあたり81kcalありますので、飲み過ぎはカロリーオーバーにつながります。1日に多くてもコップ1杯に抑えられると良いですね。
オススメレシピ
厚揚げの棒棒鶏風甘酒味噌だれ
甘酒の自然な甘みを生かした味噌だれを使った、ボリュームのある厚揚げレシピです。 厚揚げは下ごしらえが簡単ですし、筋肉の材料となるたんぱく質や女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンなどの嬉しい栄養素が豊富に含まれていますよ。 ▶「厚揚げの棒棒鶏風甘酒味噌だれ」のレシピはこちら
甘酒フレンチトースト
牛乳や砂糖の代わりに、甘酒を使った卵液にフランスパンを絡めて焼いたフレンチトーストです。デザートにも朝食にもおすすめの一品です。 ▶「甘酒フレンチトースト」のレシピはこちら
トマトとベリーのスムージー
野菜や果物を使った、忙しい時のビタミン・ミネラル補給にぴったりのスムージーです。ベリーやバナナを使う事で、トマトが苦手な人でも美味しく飲む事ができますよ! ▶「トマトとベリーのスムージー」のレシピはこちら
まとめ
いかがでしたか?美味しいだけでなく美容と健康に嬉しい栄養素もたっぷりの甘酒を、ぜひ取り入れてみて下さいね!
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著者
藤井 歩(管理栄養士)
大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。