【ストレス解消したい!】ストレス対策におススメの食べ物3選

【ストレス解消したい!】ストレス対策におススメの食べ物3選

ストレスは日頃からどんどん溜まっていくもの。ストレスを解消するには、実は毎日食べている食品がストレス解消の手助けになる場合があります。 そこで今回は、神経伝達物質の材料となるたんぱく質や、疲労回復を助けるビタミンB群、免疫力を高めるビタミンAやビタミンCなどが含まれる食品に注目して、管理栄養士がおススメする「ストレス解消に効果が期待できる食品」をご紹介します!

2019年06月24日

そもそも、ストレスって何?

ココロやカラダに負荷がかかっている状態のこと

ストレスとは、外部から受けた刺激によって自分のココロやカラダに負荷がかかり、歪んだ(緊張した)状態のことを言います。このストレスを発散させる方法の一つに「ドカ食い(暴飲暴食)」があります。 しかし、ドカ食いは食べ過ぎてしまった罪悪感や太る恐怖から、吐いてしまったり下剤などに頼る可能性があるのでとても危険です。 自分のストレスに気づいたときは、「十分に休息を取る」「気分転換をする」「深呼吸をしてリラックスする」「運動をして発散させる」など、早めのセルフケアを心がけましょう。

食事でストレス対策?!

ストレス対策では、普段の食事も重要なポイントになります。食生活の中にストレスを和らげる効果が期待できる食品を取り入れることで、ストレス予防・解消に役立つのです。それではまず、ストレス対策の効果的な栄養についてご紹介していきます。 ▶【管理栄養士が教える】ストレス解消に役立つ食事方法って?!

ストレスに効果的な栄養

①たんぱく質

たんぱく質が筋肉や脳、臓器などのカラダを作る材料であることはよく知られていますが、ほかにも、ストレスに対抗するのに必要なホルモンや神経伝達物質等の材料にもなっていることをご存知ですか? その他、たんぱく質の摂取は神経の働きを改善して精神的な安定に役立つうえに、免疫機能の向上や疲労回復にも効果を期待できます。

②ビタミンB群

ビタミンB群は「疲労回復のビタミン」と言われているほど、疲れている時に必要不可欠なビタミンです。 ■ビタミンB1 糖質の代謝を促す働きがあります。そのためビタミンB1の不足は、エネルギー不足に繋がるので疲れが生じやすくなってしまいます。 ■ビタミンB2 脂質の代謝を促進する働きがあります。ビタミンB2の不足は、ビタミンB1と同様に疲れや倦怠感を招く恐れがあります。 ■ビタミンB6 たんぱく質の代謝を促す働きがあります。また、中枢神経の働きを安定させる作用があるため、イライラや不安などを和らげる効果を期待できます。

③ビタミンC

ビタミンCは美容効果のイメージが強いですよね。しかし、美肌を作る以外にもストレスには欠かせない栄養素でもあります。ストレスを感じると、ストレスに対抗するためにホルモンが分泌されますが、このホルモンを作り出す材料となるのがビタミンCなのです。 このため、ストレスを感じるとビタミンCが大量に消費されてしまうので積極的な摂取が欠かせません。

④マグネシウム・カルシウム

神経の興奮を落ち着かせる働きがあるので、イライラする気持ちを和らげる効果があると言われています。 しかし、カルシウムはストレスを受けることによって、吸収率が下がってしまうので意識して摂取するようにしましょう。

⑤ビタミンA

ストレス反応の1つに、免疫力の低下があります。 ビタミンAは、粘膜や皮膚を強化し、また免疫力向上の効果が期待できますよ。ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、調理をする際は油と一緒に組み合わせることでビタミンの吸収率が高まります。

ストレス解消を助ける食材3選

1:納豆や豆腐などの「大豆製品」

納豆は大体3パック入りで100円前後と、お手頃価格ですよね。納豆の原料である大豆には、良質なたんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれる健康や美容に嬉しい食品です。 また、豆やみそなどは発酵食品であるため、ホルモン分泌に関わる腸を元気にして、ストレスに負けない体作りを手助けしてくれると言われています。 ▶【むくみにも効果的?!】「納豆」がダイエットに効果的なワケって?!

2:バナナ

バナナは老若男女問わず大人気の果物です。腹持ちが良く、素早いエネルギー補給としても活躍する栄養満点なイメージです。その中でも注目したいのが、バナナにはトリプトファンと呼ばれる必須アミノ酸が含まれていることです。 トリプトファンは体内で「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンを作り出します。このホルモンは、精神を安定させる効果が期待されており、ストレス緩和には有効だと考えられています。

3:ヨーグルトや牛乳などの「乳製品」

ヨーグルトや牛乳、チーズなどの乳製品は、手軽に食べられることからダイエット中の間食などでも大活躍している食品です。カルシウムが豊富に含まれているため、イライラ防止に役立つのはもちろん、先ほどご紹介した幸せホルモンを作りだすトリプトファンも含むため、ストレス対策には効果的です! 牛乳やヨーグルト、チーズは、様々な料理で相性が良いので料理に取り入れやすいのも魅力的ですよね。

まとめ

ストレスと上手に付き合っていきましょう!

ストレスを感じると、ドカ食い、過食をしてしまう方がいるかもしれません。特にストレスによる甘いものの摂取は、逆効果になってしまう可能性が高いので注意しましょう。 もちろん、少量や適量であれば、甘いものはストレスの緩和に繋がるので食べたらNGというわけではありません。 日頃から食べている食品を見直して、ストレスに強いカラダを作っていきましょう!

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著者

楠本睦実(管理栄養士/フードコーディネーター)

保育園栄養士勤務後、家庭料理の料理本・雑誌などへ憧れを抱き、 フードコーディネーターを取得。毎日の生活で欠かすことができない『食』。しっかり食べてキレイをサポートする彩りレシピやコラムをお伝えしています。


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