【緑黄色野菜の王様】にんじんを上手に食べるポイントって?

【緑黄色野菜の王様】にんじんを上手に食べるポイントって?

私たちの食生活で馴染み深い「にんじん」は、β-カロテンをはじめとした沢山の栄養を豊富に含んでおり、緑黄色野菜の王様とも言われています。特にβ-カロテンは健康や美容に大活躍してくれます。今回は、年間通して手軽に食べられる「にんじん」の魅力をご紹介します。

2021年04月27日

にんじんは万能野菜

カレーやシチュー、サラダなどで使われるにんじんは、緑黄色野菜の代表とも言える食材ですよね。その独特な風味やにおいが苦手という方も多いかもしれません。しかし、近頃ではその臭みを極力なくして甘みを強くする改良も進んでいることから、昔ほどにんじん嫌いの方は減ったそうですよ。

にんじんの栄養

注目のβ-カロテン

にんじんに含まれる栄養素の中でも、特に注目されているのがβ-カロテンです。β-カロテンの量は、食材の中でもトップクラスにあると言われています。 β-カロテンは、必要に応じてビタミンAに変換される栄養素。強力な抗酸化作用をもつことから、老化を早めると言われる活性酵素の除去に役立ちます。このため、お肌のシミやシワが発生を防いで、皮膚の新陳代謝を促進し、カサつきや日焼けによる肌トラブルを軽減する効果が期待できますよ。

太りにくい体に

にんじんには不溶性食物繊維が多く含まれているのが特徴で、便のカサを増やしたり、腸内環境を整えてスムーズな便通を促すと言われています。また、血糖の上昇を緩やかにして脂肪をつきにくくするとともに、腹持ちが良いため食べ過ぎ予防にも効果的です。

むくみを予防

にんじんには、カリウムも含まれています。これはミネラルに分類される栄養素で、体内の塩分と水分のバランスを整えて、むくみ予防に効果が期待されています。濃い味付けを好む方は、塩分を摂りすぎている傾向があるので、塩分バランスを整えてくれるカリウムを積極的に摂取するように心がけましょう。

にんじんを上手に食べるポイント

①皮を捨てずに食べてみよう

にんじんを調理するときは、皮を剥いてから使うことが一般的でしょう。しかし、この皮の部分には、ビタミンやミネラルなどをはじめとする、にんじんの栄養素がたっぷりと詰まっているそうです。皮は食べられない部分ではないため、なるべく捨てないで丸ごと食べるといいでしょう。

②油と一緒に食べて吸収率アップ

β-カロテンは脂溶性ビタミンのため、油と合わせて調理すれば吸収率をアップさせることができますよ。オイル入りのドレッシングでサラダにしたり、油と一緒に炒めたりして食べると良いでしょう。にんじんは、加熱することでより甘みが引き立つので食べやすくなるかもしれませんよ。 【料理が華やかに!】春野菜「アスパラガス」の栄養とおすすめレシピ3選

にんじんレシピ

高野豆腐と春ごぼうのきんぴら

便秘の予防・解消には、にんじんとごぼうを合わせた、きんぴらがオススメです。栄養が濃縮された高野豆腐で、イソフラボンも摂れちゃいます♪ ▶「高野豆腐と春ごぼうのきんぴら」レシピはこちら

柚子胡椒香る☆アボカドディップ

アンチエイジングにオススメの食べ合わせ、にんじんとトマトを、アボカドと一緒にいただきます。アボカドはビタミンEが豊富、美容の強い味方です! ▶「柚子胡椒香る☆アボカドディップ」レシピはこちら

春にんじんの豆乳クリームパスタ

にんじんがたっぷり食べられるクリームパスタです。クリームの代わりに豆乳を使うので、コクがあるのにとっても低カロリーでヘルシー! ▶「春にんじんの豆乳クリームパスタ」レシピはこちら

バター不使用 キャロットパウンドケーキ

簡単に作れるお野菜スイーツ。にんじんに含まれるβ-カロテンは油と一緒に摂ると吸収率がUPします。 ▶「バター不使用 キャロットパウンドケーキ」レシピはこちら

まとめ

にんじんは、葉っぱから根まで全て食べられて栄養満点の、まさに緑黄色野菜の王様です。にんじんが苦手という方でも、すりおろして使ったり、スムージーに加えてみたり、工夫して取り入れることで美味しく食べられますよ。今回ご紹介した内容を参考に、にんじんを食べてキレイに健康になりましょう! 【食卓から春を迎える♪】春野菜の定番「たけのこ」の栄養とおすすめレシピ

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著者

DietPlus管理栄養士(管理栄養士)

「正しく食べてやせる」ダイエットを実践できる様々なダイエットサポートサービスを提供。個人の生活習慣からやせない理由を発見できる「ダイエット診断」ほか、コラム等でダイエット情報を配信。 また、アプリ「ダイエットプラス」では、食事改善をメインとした管理栄養士によるダイエットサポートサービスを提供しています。


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