【リバウンドいたしません!】日本でも大注目の「マインドフルネスダイエット」とは?

【リバウンドいたしません!】日本でも大注目の「マインドフルネスダイエット」とは?

近年、アメリカで「マインドフルネス」を組み入れたダイエットプログラムがリバウンドしないと注目されています。一体「マインドフルネス」ってどんなものなのでしょう?アメリカで提唱されているマインドフルダイエットについて管理栄養士が解説します。

2019年11月23日

最近よく聞く「マインドフルネス」

ホントはどういうことなの?

マインドフルネスとは、目を閉じて座り深呼吸すること。すなわち「瞑想」することによって、自分の心の中から生まれた執着や、嫌悪などの価値判断を加えることなく、中立的な立場で現実をありのままに受け入れることです。 米国では瞑想から宗教色を一切排除し、「マインドフルネス」をベースにした科学を心理療法にとりいれた健康プログラムが。認知症やうつ病の症状改善に寄与しています。 また健康管理(ダイエット)プログラムにマインドフルネスをとりいれたところ、プログラム参加者は、自分の空腹や満腹という感覚レベルが高くなり、過食や下剤の服用、断食など問題のある食行動のレベルが低くなっている、という結果も出しています。

マインドフルネスダイエットの方法は?

米国で実践され、成果を上げている「マインドフルネスダイエット」の具体的な方法をミズーリ大学の臨床心理学者の新著「The Mindfulness-Based Eating Solution」から紹介します。

マインドフルネスダイエットの目的

1.自分の本当の空腹と満腹を感じる 2.満足を感じる食べ物を選ぶことができるようになる 3.体重や血糖値のコントロールができるようになる 【1ヶ月で効果を実感】ぽっこりお腹を解消するエクササイズとは?

マインドフルネスダイエットの方法

1.食事を食べる前に大きく呼吸し、本当に空腹であるかを確認し、空腹と感じる時に食べる 2.これから食べようとしているものが、自分が欲しているものなのか確認する。本当に食べたいものだけを食べる 3.食べる時にはテレビやケータイを見ながら食べない。よく噛んで咀嚼の音や香り、味覚、などを総動員して食べることだけに集中する 4.半分ほど食べたところで満足しているかチェックする。満腹と感じたら食べることは止め、食事は残す。残した食事は次に空腹と感じた時に食べるようにする

こんな研究結果も!

マインドフルネスダイエットは、どんな時に食事をするのか、何を食べれば満足するのかを、衝動に従わず、思い込みも含めずに常に自分に問いかけながら、自分の満足を感じられるように食事をすることです。 マインドフルネスの手法を用いている人は、特別なカロリー計算をしているわけでもないのに、高カロリー・高脂肪食を控え、血糖値コントロールができている人が多いとの報告もあります。 【ダイエットを効率よく!】血糖値の上がり方が大切な理由

まとめ

今米国でホットな「マインドフルネス」。じわじわと、現在は日本でも浸透してきています。しかし心理学的知識のない人に指導される場合には、大きな危険があるとも指摘されていますし、実際、家族で食事をする場合、マインドフルネスの手法を毎食とりいれることは難しいと考えられます。 「いただきます」という時に目をつぶって、お腹の空き具合をチェックしたり、食事途中で食欲は満たされているのかを確認するなど、実行できそうなことから始めてみるとよいかもしれません。 また、食べることに集中する、ながら食べをしないということも、ぜひ実践したい食事マナーです。「マインドフルネス」の考え方が、日々の食事を気持ちよく心から満足できるヒントになれば幸いです。

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著者

水谷 俊江(管理栄養士)

南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。


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