【すぐ取り入れたい!】スローカロリーダイエットのやり方
スローカロリーという言葉をご存知でしょうか?「スロー」という言葉のとおり、食べ物が「ゆっくり」と消化吸収されることを指すこの言葉は、現代人が持つ健康面での課題を克服する役割を持つと考えられています。今回は、ダイエットにも役立つスローカロリーについてご紹介いたします。
2020年01月31日
スローカロリーってどういう意味?
食べ物の消化吸収が「ゆっくり」であるという意味です
忙しい現代社会では、スピーディに吸収可能な食事が多くなりがちです。 例えばコンビニで買ってそのまま食べられる菓子パン、おにぎり、ささっと食べられる丼もの、そば、うどん…etc。これらの食事は、すぐに空腹を満たすことが出来る食べ物ではありますが、スローカロリーとは逆の「ファーストカロリー」と呼ばれています。 ファーストカロリーは、消化吸収が速い食べ物であるため、摂取したあとの体内では一時的な栄養供給過多と、栄養供給不足を繰り返しやすい状態になっています。早速、スローカロリーとファーストカロリーの具体的な食材をご紹介いたします。
スローカロリーとファーストカロリーの具体的な食べ物は?
スローカロリー(消化吸収がゆっくり)な食べ物
海藻類、玄米、五穀米、食物繊維を適量含む食品、全粒粉パンなどが該当します。これらの食べ物は、肝臓への糖流入速度が遅く血糖値の上昇と下降がゆるやかです。このため「インスリン」の分泌が適量となります。 更に以下のメリット:ダイエットに嬉しい効果がたくさんあります。 ■内臓脂肪がつきにくい ■血圧が下がる ■集中力・満腹感が持続する
ファーストカロリー(消化吸収が速い)な食べ物
食物繊維が少ない食品、白米、白パン、ブドウ糖、砂糖、果糖などが該当すると考えられています。これらの食べ物は肝臓への糖流入速度が速く、血糖値が急上昇するため、インスリンが過剰に分泌します。このため以下のデメリットにつながると考えれられています。 ■内臓脂肪の増加 ■高血圧、動脈硬化、糖尿病 ■満腹感が持続しない(短時間で強い空腹に襲われる) …あれ?スローカロリーな食品とは逆の効果ですね。
ファーストカロリーに含まれる炭水化物(糖質)は抜くべき?
糖質は重要なエネルギー源。抜くのはNG
「ファーストカロリー」の項目に分類される、白米や白パンなど炭水化物に含まれる糖質は、血糖値を急激に上昇させる食べ物であり、摂りすぎてしまうと、脂肪として体内に貯えられ、肥満の原因につながるともいわれています。 しかし、糖質は血糖値を一定に保つために、大切な働きもしているのです。そして、脳・中枢神経系・血球などは、ブドウ糖以外からエネルギーを得ることができません。また、糖質が不足すると、エネルギー不足となり集中力が低下するとも言われています。 炭水化物を抜けば必ずやせる、という「炭水化物抜きダイエット」に近年取り組む方が多くいますが、これが必ずしも「正しいダイエット法」と言えないのと同じ理由ですね。
では、どうしたらいいの?
食べる順番を変えることで、スローカロリーが叶います
ここまで読んで、スローカロリーな食生活をするにはどうすればいいの…と迷う方も大丈夫!食べる順番を変えて、おかずとして食べる食材を意識して選ぶことで、スローカロリーは叶います。 例えば、マグネシウムが豊富な海の幸・山の幸(特に乾燥した海藻類、キノコ類)、食物繊維が多い野菜類、魚や肉などのたんぱく質を先に食べる「ベジタブル・ファースト」を意識することで、スローカロリーが叶うのです。また、白米を玄米に変えたり、食事の始めに酢の物を食べるなども効果がありますよ。 【ベジファースト】管理栄養士がダイエット中の野菜ジュースの活用法を解説
まとめ
ダイエットのためには、おかずから食べることが大切…というのは、ダイエットをする上でもはや常識となっていましたが、これにはスローカロリーの考え方も合致していたんですね。 忙しい日々の中で手軽な食事をとりがちな現代人ですが、ファーストカロリーが今後の自分に及ぼす影響を考えれば、スローカロリーな生活(食べ方)に切り替えることが大切です! すぐに取り組めるスローカロリーな食事の食べ方をぜひ意識してみてくださいね。 【健康的にやせる!】スローカロリーダイエットの実践方法3つ
参考情報
http://www.slowcalorie.com/ スローカロリープロジェクト
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著者
DietPlus管理栄養士(管理栄養士)
「正しく食べてやせる」ダイエットを実践できる様々なダイエットサポートサービスを提供。個人の生活習慣からやせない理由を発見できる「ダイエット診断」ほか、コラム等でダイエット情報を配信。また、アプリ「ダイエットプラス」では、食事改善をメインとした管理栄養士によるダイエットサポートサービスを提供しています。