【炭水化物なのにやせる!?】「そば」でダイエットに成功する3つの秘密とは?
糖質が多く含まれる主食は、血糖値を上昇させて脂肪をため込み、太ると思われがちですが、食べない方がダイエットに失敗する可能性が高くなると言います。そこでダイエット中の主食におすすめしたい食品が【そば】です。それでは、なぜそばがダイエットに良いのか詳しくご紹介していきます☆
2018年10月19日
そばをおすすめしたい理由①:麺類の中でもヘルシー
そば・うどん・そうめん・パスタ…などと、多くの麺類が存在する中で、「今日はどうしても麺類が食べたい!」というときに選んでほしいのが【そば】です。 実は、そば自体のカロリーは他の麺類とほとんど変わりません。 ■パスタ:約330kcal ■中華麺:約298kcal ■うどん:約210kcal ■そば:約264kcal ※1人前あたりで比較した場合
パスタやラーメンといった洋食や中華メニューは、味付けに脂質が多く使われていることが多いため、高カロリーになりがちです。しかし、そばは味付けがシンプルで、他の麺類と比べてもヘルシーに食べることができため、調理を加えた場合で比較すると、同じ1食でもトータルの摂取カロリーをコントロールしやすいと言います。 ●ミートソーススパゲッティ:約614kcal ●味噌ラーメン:約568kcal ●味噌煮込みうどん:約570kcal ●なめこおろしそば:約331kcal ※1人前あたりの平均カロリーです。商品や食材によってカロリーは上下します。
そばをおすすめしたい理由②:低GI値食品
ダイエット中にそばをおすすめする理由の2つは、血糖値を上げにくい低GI値食品であることです。GI値とは食品中の物質が体内で糖に変わり、血糖値が上昇するスピードを表した数値のことです。GI値が高いほど「インスリン」というホルモンが分泌され、脂肪をため込むように働きます。そのためダイエット中は、GI値の低い食品を上手に取り入れることがポイントになります。
主食によるGI値の違い
特に糖質を多く含むお米やパンなどの主食は、炭水化物(糖)を多く含むため血糖値を急激に上げやすく、ダイエットには不向きと思われがちです。しかし、そんな主食の中でも、GI値は食品によって異なることをご存知でしょうか?中でもそばは、GI値が低いのが特徴です。 【主食のGI値例(食品100gあたり)】 ●白米:84 ●フランスパン:93 ●食パン:91 ●うどん:80 ●スパゲッティ:65 ●そば:59 (※調理法、具体的な食材・商品によってGI値は異なります。)
そばをおすすめしたい理由③:栄養価の高さが魅力
そばは栄養価が高い優秀な食材で、ダイエット中にうれしいメリットがいっぱいあります♪
そば特有の「ルチン」に注目
そばの栄養成分の中でも注目したいのが、ポリフェノールの一種であるルチンです。抗酸化作用をもつことから、シミやシワを予防してアンチエイジング効果を期待することができます。さらには、血液の流れをスムーズに促す働きもあるため、新陳代謝を活発にすることで、ダイエット中に増えがちな肌トラブルを解消することができるのではないでしょうか。
代謝を上げる「ビタミンB」
そばには、糖質の代謝に欠かせないビタミンB1、脂質の代謝に欠かせないB2が豊富に含まれています。これらが、代謝を活発にすることで、やせやすく太りにくい体質作りにつながりますよ。また、疲労回復や皮膚や粘膜を構成する大事な栄養素であるため、積極的な摂取をおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?ダイエット中は、主食を抜くような食事制限をしがちですが、それでは代謝が落ちて逆に太りやすい体質を作ってしまうかもしれません。そこで、食生活に上手にそばを取り入れることで、主食を食べながらやせるダイエットを行えるでしょう。ぜひ、そばをチョイスしてみて下さね♪
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著者
服部 麗(管理栄養士・栄養教諭)
学生時代のインターンを経て予防医療の大切さを学び、病気にならないカラダ作りの重要性を知る。卒業後多くの人々の健康をサポートするため、栄養カウンセリングや特定保健指導を行う。現在は、コラム執筆や書籍の監修などを行い、正しい栄養学の知識を発信中。