【9月1日は防災の日】ローリングストック法で備えよう!
9月1日は防災の日。もしもの災害に備えて備蓄をしたいけれど、保存場所に困りそう…、なにをどのくらい備蓄したらよいのかわからない…という方もいるかもしれません。災害発生時は、電気やガスをはじめとしたライフラインが停止したり、飲料水や食料品などが入手困難になったりする可能性があるため、日頃からの備えが大切になります。そこで、今回は効率的に備蓄ができる「ローリングストック法」についてご紹介します。
2021年09月01日
9月1日は防災の日
防災の日とは?
防災の日は、1923年9月1日に関東地方で発生した、関東大震災に由来しています。この震災はマグニチュード7.9の大地震で、10万人以上の死者・行方不明者が出ました。 この震災を教訓に、地震や台風などの自然災害についての認識を深め、心構えや準備をするための日として、1960年に制定されました。
防災週間とは?
1982年の閣議を受け、9月1日を含む8月30日から9月5日までの1週間は、「防災週間」として国が定めています。全国各地で、防災訓練や防災知識を普及・啓発するための行事などが行われています。
ローリングストック法で備蓄をしよう!
ローリングストック法とは?
ローリングストック法とは、普段から食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限が切れる前に古い順に消費して、消費した分を買い足すという方法です。美味しく食べながら、もしもの時に備えることができる方法です。
どんなメリットがある?
常に一定量の食品が備蓄された状態を保つことができ、かつ普段から食べ慣れている食品が、非常食にもなるというメリットがあります。普段の買い物の範囲で調達できるため、買い置きのスペースを少し増やすだけでよく、費用や時間の面での負担を減らせるという点も、備蓄をしやすくなるポイントですね。
必要な備蓄の量と選び方
家族の人数×最低3日分を備蓄しよう
過去の災害発生時には、ライフラインの復旧まで1週間以上かかるケースも多くみられました。そのため、最低3日分、できれば1週間分の備蓄が必要だとされています。 私たち人間が生きていくためには、食べ物だけでなく水が必要不可決です。水は飲料分と調理に使うものを合わせて、1日1人3リットルを目安に備えましょう。
普段から栄養バランスを考えた食事を!
災害時は疲れやストレスが溜まりやすく、様々な健康被害を引き起こす可能性があります。普段から栄養バランスを考慮した食事をすることは、備蓄食品の栄養バランスを整えることにも繋がり、災害時の健康管理に役立ちます。
まんべんなくストックしよう
賞味期限が長く、常温で保存でき、簡単に調理できる食品を基準に選びましょう。備蓄食品や支援物資は、炭水化物メインのものが多いため、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどが不足しやすい傾向にあります。炭水化物を多く含む主食、たんぱく質を多く含む主菜、ビタミン・ミネラル・食物繊維の供給源となる副菜、この他にも果物や乳製品、調味料、よく食べるお菓子やジュースなど、まんべんなく備蓄していきましょう。
家族構成に合わせた食料品を用意する
持病のある方、食物アレルギーのある方、高齢者又は幼いお子さんなどがいる場合、災害時にも食べやすい食事を備蓄する必要があります。家族構成に合わせ、普段から食べやすい食事内容をよく検討してストックしていきましょう。
防災食を取り入れよう
防災時に備えて、防災食を作ってみよう
普段と違った環境でも活用できるよう、ストックしている食料品を使って防災食を作ってみることもおすすめです。 災害時は、限られたライフラインで調理する必要があります。調理器具の不足なども考慮して、ポリ袋を使った調理法や、節水を意識した調理などを試してみましょう。定期的に備蓄食品を消費することで、賞味期限切れ防止にもなりますよ。
まとめ
災害について認識を深め、もしもの時に備えましょう!
地震や台風などによる災害は、いつ発生するかわかりません。普段から備蓄以外にも、災害時の家族との連絡方法や、避難場所、トイレやその他の必要なものについて、確認をしておくことが大切です。 また、備蓄は、体調不良や外出を自粛する必要がある時などにも役立ちます。防災の日を機会に災害についての認識を深め、ローリングストック法なども活用しながら、もしもの災害に備えていきましょう。 【参考】 ・農林水産省/災害時に備えた食品ストックガイド https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/ アクセス:2021年7月30日 ・内閣府/「防災の日」及び「防災週間」について http://www.bousai.go.jp/kyoiku/week/bousaiweek.html アクセス:2021年7月30日
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著者
高橋 みゆき(管理栄養士)
管理栄養士。大学で栄養学を学び、パーソナルトレーニングジムでのトレーニング・食事指導、ダイエットアプリでの食事アドバイス業務に携わり、現在では「食・栄養」をテーマにしたコラムも執筆。自身も25㎏のダイエット経験があり、ひとりひとりの性格や生活習慣に合わせ、継続しやすい減量方法・生活習慣改善方法を提案している。
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