【おすすめレシピ3選】脇役から主役まで♪栄養豊富な「パセリ」の活用術

【おすすめレシピ3選】脇役から主役まで♪栄養豊富な「パセリ」の活用術

地中海沿岸地方のセリ科の香味植物であるパセリは、料理の中心になることは少ないですが、とても栄養価が高い食材です。料理の彩りに積極的に取り入れたいパセリの栄養と活用方法を紹介します。

2021年02月20日

栄養豊富なパセリ

パセリには独特の香りがあります。この香りの成分であるアピオールは、食欲を増進し、疲労回復や口臭予防が期待できると言われています。食欲がない時や疲れた時に、料理の彩りに加えることがおすすめです。 その他にもパセリはビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含んでいます。実際に使用する量はわずかなことが多いですが、小さじ1杯(1g)程度でも豊富に栄養を含んでいます。

抗酸化作用をもつビタミンEとビタミンC

パセリは、抗酸化作用のあるビタミンEとビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンEとビタミンCは単独で摂るより、一緒に摂ることによって抗酸化作用が増すとされており、パセリを摂ることで高い抗酸化作用が期待できます。

むくみ予防にも最適なカリウム

カリウムは余分な塩分を排出する働きがあり、むくみ予防に必要な栄養素です。塩分が多くなりやすい主菜やスープに加えることで、むくみ予防が期待できます。

妊娠前から摂りたい葉酸

葉酸は貧血予防や胎児の成長に欠かせない栄養素です。女性は妊娠前からしっかり摂っておきたい栄養素の1つですが、不足しやすい栄養素でもあります。

丈夫な骨に欠かせないカルシウム

カルシウムは丈夫な骨を作るためには欠かせない栄養素です。カルシウムというと乳製品や小魚というイメージが強いですが、パセリもカルシウムを豊富に含んでいます。

美味しくパセリを食べる

美味しいパセリの選び方

葉が細かく縮れてハリがあり、色が濃く鮮やかなものを選びましょう。さらに、茎がみずみずしくハリがあり、弾力のあるものがおすすめです。 【キャベツよりもスゴイ!】芽キャベツの豊富すぎる栄養素

パセリを美味しく保存するコツ

1回に食べられる量が決して多いとは言えないパセリは、買っても残ってしまいがちです。残ったパセリは冷凍保存しておくと、美味しさを長持ちさせることができます。パセリをみじん切りにして、レンジでチンして乾燥させ、保存容器にいれて冷凍しておくと、使いたい時にすぐに利用できます。 また、すぐに使う予定がある場合は、水を入れたコップに刺して冷蔵庫で保存したり、ビニール袋にいれて、冷蔵保存しておくとよいでしょう。 【春を告げる野菜】三つ葉の栄養パワーとおすすめレシピ3選

パセリを使ったレシピ

今回は大さじ1(3g)使用するレシピをご紹介します。

白身魚のソテー ジェノベーゼソース

パセリのソースと言えば、ジェノベーゼソース。白身魚だけではなく、鶏肉や豚のソテー、パスタ、ポテトサラダなどへ応用のきくソースとなっています。 ▶「白身魚のソテー ジェノベーゼソース」のレシピはこちら

おしゃれに!ポークソテーのガーリックパセリソース

にんにくとパセリを使ったソースで、しっかりとパセリの風味を楽しめます。 ▶「おしゃれに!ポークソテーのガーリックパセリソース」のレシピはこちら

チーズとパセリのミニパンケーキ

パセリに抹茶やチーズを加えて食べやすくしました。いつものパンケーキにひと手間加えて、栄養価を高めてみてはいかがでしょうか。 ▶「チーズとパセリのミニパンケーキ」のレシピはこちら

まとめ

パセリを単品で食べることは少ないですが、料理のちょい足しやソースとして利用することで、食事の彩りが増して栄養価が高まります。ぜひ参考にしてみてくださいね。 【参考文献】 ・JAグループ/野菜のチカラをもっと知る/とれたて大百科/パセリ(https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=54)閲覧日:2020年12月23日 ・・国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所/「健康食品」の素材情報データベース/パセリ(パセリ油)(https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail515lite.html)閲覧日:2021年1月25日 ・文部科学省/食品成分データベース/野菜類・パセリ・葉、生 閲覧日:2020年12月23日 ・文部科学省/食品成分データベース/調味料及び香辛料類・パセリ・乾 閲覧日:2020年12月23日

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著者

酒井 葉子(管理栄養士、東京糖尿病療養指導士)

幼少期にアトピー性皮膚炎で悩み、身体の内側から見直す必要性を感じて管理栄養士に。 大学卒業後は、給食管理業務や医療機関での栄養指導に携わり、現在は保健指導やコラムの執筆に従事。食を通して、充実した毎日のサポートを行ってまいります。


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